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このページは、北区のK様邸建築現場の着工から竣工までをブログ風にリポートするページです。 通常、当店での 工期は5ヶ月から6ヶ月掛かりますと、ご案内しておりますが、最近の住宅建築は工期が短縮され3ヶ月くらいで竣工 してしまう家が殆どですから、よく『何故、そんなに工期が掛かるのか?』と尋ねられます。しかし、家に必要な工事を 積み重ねていくと、そのくらいの工期は絶対必要です。このページを見て頂ければ、御納得頂けると思いますし、実際 工事内容はどのように進んでいくかが良く分かると思います。更新は出来るだけこまめにしていく予定です。 |
| 06年2月28日:基礎工事【基礎土間断熱工事】 | |
今日は基礎土間部分の断熱工事です。基礎の外周より1m部分には基礎土間部分に5pの断熱材を敷き詰めて、その上に5pのコンクリートを施工します。また、システムバス下の部分はメッシュ筋を入れて補強します。玄関土間はかさが高くなりますので、断熱材を敷き詰めた後、砕石を入れプレートコンパクターでよくならし、その上に10pのコンクリートを施工してます。基礎土間部分に使用する断熱材は圧縮強度を考えダウ工業の【スタイロエース】です。本日の作業はここまでです。 |
![]() 土間断熱材敷き込み ![]() 玄関部分 ![]() 土間コンクリート施工 |
| 06年2月27日:基礎工事【仮枠払い】 | |
立ち上がりコンクリートを打設してから6日経ちました。本日は、仮枠払いの作業です。単純に仮枠を払うだけの作業ですので、特に説明は不用かと思いますが、今回の基礎立ち上がりの仕様は今までとは違います。3番目の写真を見て頂くと良く分かると思いますが、今までは基礎立ち上がり部分の断熱材【ミラポリカフォーム】が基礎立ち上がり天端と同レベルにしていたのですが、今回は断熱材を天端より約6p下げて上部は基礎コンクリートが露出するようにしました。基礎の幅は150oありますが、露出部分は190oになります。幅が大きくなる為その部分は補強をしています。この6p部分は完全な外断熱とは言えないと思いますが、この仕様にしたのはシロアリ対策です。確かにミラポリカフォーム自体はシロアリに強いですが、万一、基礎とミラポリカフォームの間の隙間からシロアリが侵入したときに、蟻道が外部から見えませんし、点検できません。一部を露出させる事によって、断熱材と基礎の隙間からシロアリが侵入しようとしてもチェック出来るようにしました。解体工事後、隣家養生の際に、かなりのシロアリを発見しました。狭小間口で隣家とのクリアランスにも十分な余裕がない状態ですから、このシロアリに対しての対策は頭を悩ませましたが、お施主様と相談した結果、多少の熱損失よりシロアリに対して十分な対策を望まれましたので、この仕様にしました。シロアリ対策としては基礎の仕様変更以外に、蟻返しのようなシートを基礎上に施したり物理的な対策は十分とります。ただ、それだけで、シロアリのコロニーまで根絶させる事は出来ません。竣工後にプロの手によるメンテナンスが必要だと思います。今あるシロアリ駆除の方法で当方が、これならと思える方法は【ベイト工法】といわれる駆除システムです。これは、家の外周部にステーションと呼ばれる捕獲器を設置し一定期間モニタリングして、活性の高いステーションにベイト薬剤[毒餌]を投入しシロアリの活動を低減、コロニーまで絶滅させる工法です。従来の工法と違い薬剤はステーションの中にしか入れませんので、環境にも安心です。また、プロが定期的に点検しますので将来にわたっても安心できるシステムだと思います。今回はこの工法を採用します。また、今回の基礎部分の仕様など細かな点は、【春の外断熱住宅:基礎編】を更新したときにご説明致します。 |
![]() 仮枠払い作業風景 ![]() 綺麗に打ち込まれた基礎 ![]() シロアリ対策の基礎仕様 |
| 06年2月21日:基礎工事【立ち上がりコンクリート打設】 | |
今日は立ち上がり部分のコンクリートを打設します。予定では昨日だったのですが、生憎の雨で本日に順延になりました。 立ち上がりのコンクリートもベースコンクリートと同じで、コンクリートを流し入れながら十分にバイブレーターなどで突いてやり、空隙を作らないようにする事が大切です。特にスリーブを入れた箇所などは入念にします。コンクリートの打ち込みが終了したら、コテなどで天端をならしていきます。ただこれでは、レベル【水平】が正確に出ませんので、天端レベラー材を流し込みます。これで基礎立ち上がりのレベルが正確に出ます。 全ての作業が完了したら、ベースコンクリートを打ち込んだ後と同じようにシートで養生します。この後は、1週間くらい放置し、仮枠を払います。又、その後もコンクリートの呼び強度の70〜80%位が出る2週間後くらいまで荷重をかける事は避けます。良く建売住宅などで、立ち上がりコンクリートを打ち込み後1週間も経たないうちに建て方【上棟】作業をしている現場を見かけますが、以ての外です。工期優先、営業優先の考えから出来る事なのでしょうが、小生には考えられません。家にとって一番良いのは何かを考えて欲しいものです。 |
![]() コンクリート打ち込み ![]() バイブレーターで空げきを作らないように ![]() 天端レベラー ![]() またまた完了後のシート養生 |
| 06年2月17日・18日:基礎工事【立ち上がり仮枠組み】 | |
やはり、昨日は雨でしたので、立ち上がりの仮枠組み作業は本日からになりました。本日と明日で仮枠を組んで、月曜日に立ち上がり部分のコンクリート打設予定です。まずは、昨日の雨でベース部分に水が溜まっていましたので、スポンジを使って水を取り除く作業から【オーバーフロー用の配管は未接続なので…】始めました。次に給排水管の位置に【スリーブ】という円筒状の紙製の筒を仕込みます。後から穴を開けるのではなく、コンクリートを流し入れたときに穴が開くようにしておきます。また、スリーブ周辺は補強筋を入れて補強しておきます。 立ち上がりの仮枠を組み乍ら、アンカーボルト【基礎コンクリートと土台を結合する】を仕込んでいきます。アンカーボルトは柱からや端部からの位置が決められています。また、『ホールダウン金物』という建築金物が必要な位置には、通常の直径約12oのアンカーボルトでは無く、直径約16oのアンカーボルトを仕込んでいきます。『ホールダウン金物』は引き抜き力の掛かる柱【通し柱等】に必要な金物で、構造計算により位置や許容引き抜き力を割り出しています。昔、土台に座付きのボルトを仕込んで『ホールダウン金物』を取り付けている現場を見た事が有りますが、基礎コンクリートと結合させないと、本来の意味がありません。また、アンカーボルトは写真のようにコンクリート打設前に仮枠に固定していますが、一般的には【田植え式】というやり方をしている現場が多いです。これは、コンクリートを流し入れながら、まるで田植えのようにアンカーボルトを仕込んでいきます。これでは、ミリ単位の正確な位置が出るのか疑問です。また、アンカーボルトの下部先端は曲がっているのですが、それが基礎鉄筋の方に向いていないといけません。【田植え式】では、それも難かしい事になります。 こうして2日間で立ち上がり部分の仮枠組み作業を完了しました。 |
![]() 溜まった水の除去作業 ![]() 配管スリーブと補強筋 ![]() 正確に仮枠に固定されたアンカーボルト ![]() 仮枠組み作業完了 |
| 06年2月13日:基礎工事【ベースコンクリート打設】 | |
今日はベース部分のコンクリートを打設します。午前中に残っていた立ち上がり部分の鉄筋組みを終わらせ、午後一番からの打ち込みです。今日は気温も高く、数日は平年より高い気温が続くようです。良くコンクリートは冬場より夏場の方が良いのでは、と、聞かれますが、それぞれの時節で善し悪しがあり、一概には言えません。季節的には春や秋は気温もそこそこで、適した気候といえますが、一日の温度差が激しい時期でもありますので注意しなければなりません。また、この時節は雨期があり雨に泣かされる事もしばしば。夏場は乾きは早いのですが、返って乾く【固まる】速度が速い為、打ち込み作業に苦労します。冬場は当然温度が低い為、温度補正をして呼び強度を上げたコンクリートを使用します。また、コンクリート打設後、表面が冱てないようにシートで養生します。いずれの季節でもこの初期養生が大切です。急いでいる現場なんかでは、ベースコンクリート打設後、翌日には立ち上がりの仮枠組みの作業をしているようですが、これでは意味がありません。その季節、気温に合った養生や、打ち込み作業をしていれば季節は問題ないと言えるでしょう。 コンクリート打ち込みの時には、バイブレーターで振動を与えながら突き、空げきが出来ないようにします。また、打ち込み終了後、一旦落ち着かせてから、タンパーでたたき、なじませます。この後、シート養生をして2日間はそっとしておきます。その後立ち上がりの仮枠組み作業になります。仮枠組は、16日の予定ですが、天気が心配です。【予想では雨…】 |
![]() コンクリート打ち込み ![]() バイブレーターで空げきを作らないように ![]() タンパーでたたく ![]() 完了後のシート養生 |
| 06年2月11日:基礎工事【鉄筋組み作業が、ほぼ完了】 | |
今日は祝日で、現場作業は休みです。9日、10日で基礎の鉄筋組み作業が、ほぼ完了しました。今回は、シングルベタ基礎ですが、基礎スラブ部分の強度を向上させる為、短手方向の中央部分の鉄筋ピッチが通常の1/2ピッチで細かく入っています。【通常D13の鉄筋を250oピッチで入れるのですが、この部分は125oピッチで入っています。2番目の写真と3番目の写真】 また、立ち上がり部分の主筋はD13の鉄筋を2本上下に入れています。堀方・捨てコンクリートの時に溝のように見えていた部分はフーチングといわれる部分です。シングルベタ基礎の場合、フーチングが有るのと無いのとでは強度的にかなり違います。【4番目の写真が、外周部分の仮枠・断熱材とフーチング部分の鉄筋を撮影した写真です。】また、当然、鉄筋はベースコンクリートの中央部分に入らないといけませんのでブロックスペーサーを用い、コンクリート打ち込みの際、鉄筋の位置がずれないようにしています。 2番目の写真に排水配管の立ち上がりのような物が写っているのが判ると思います。前回のご説明で給排水の配管は基礎下には埋設せず、基礎上で配管するとお話ししておりましたので、不思議に思われるかもしれませんが、これは水道用の配水管では無く、オーバーフロー用の配水管です。万全の処置をして、基礎内に雨水などが浸入しないようしておりますが、逆に万一、お風呂の配水管が何らかの理由で破損してそこから水漏れがあった場合、基礎はプールのようになり、水が抜ける隙間も穴もありません。そういった場合の水抜き用の配管です。この配管は雨水升に繋げます。このように様々な事を想定して、随所に最良と思われる対策を取っています。 |
![]() 基礎配筋全景 ![]() 基礎配筋拡大写真 緑の養生テープが貼ってあるのが オーバーフロー用配管です。 ![]() 倍の配筋ピッチ ![]() 外周フーチング部分 ![]() ブロックスペーサー |
| 06年2月9日:基礎工事【墨出し、ベース・外周立ち上がり仮枠工事】 | |
本日は、墨出し作業と、基礎ベース及び、基礎外周立ち上がり部分の仮枠工事です。基礎外周部分の仮枠は、一般に使われる、【メタル】という金属製の仮枠は使用せず、木製のコンパネを使用し現場で組みます。メタルは、内部の基礎立ち上がり部分にのみ使用します。理由は2つ有り、まず、メタルを使用するときは立ち上がり幅に合わせてセパレーターを等間隔で上下に使用します。上の部分のセパレーターはコンクリート打設後、取り外しますが、下の部分のセパレーターは『コロシ』といわれ、コンクリートに埋設されたままになります。この部分の僅かな隙間からも雨水の浸入や、シロアリの侵入の恐れがあります。小さな隙間も作らないという理由と、二つ目の理由は基礎断熱に使用している断熱材【ミラポリカ】を、仮枠に仮止めする為、木製の仮枠の方が作業が容易という理由です。写真は墨出しと仮枠作業を終え、鉄筋組み作業の準備風景ですが、外周仮枠部分の白いパネルが【ミラポリカ】です。 |
![]() ベース・外周仮枠 |
| 06年2月7日:基礎工事【グリ石の敷き込み・捨てコンクリート打設作業】 | |
昨日6日に予定していた作業が、天候不順の為、今日に順延しました。本当に今年の冬は雪が多いですね…。まずは、グリ石の敷き詰め作業。よくグリ石と言いつつ1センチにも満たないような細かい砕石を敷いているところが多いですが、当店では4pくらいの大きさの石を使用します。これを厚み10p敷き詰めます。このときタンピングランマー【2番目の写真です】という機材を用い締め固めていきます。その後、プレートコンパクター【一番上の写真の右端に少し写っています。済みません拡大写真は有りません】という機材で表面を平滑にならします。プレートコンパクターとタンピングランマーの違いは、プレートコンパクターは表面が綺麗に仕上がりますが、力不足。タンピングランマーはパワーはあるのですが、平滑にならない。ですから両方を併用する事で十分に締め固め平滑にする事が出来ます。 グリ石の外周部にはシロアリ防除用の散布剤『アリダンサンドW:フクビ製品』を施します。これは天然珪石に薬剤を付着させた物で、普通の薬剤散布のように空気中に飛散したり流失する恐れが少ない事と低毒性タイプなので、この製品を使用しています。 ここで忘れてはいけないのが、先日の地鎮祭の鎮め物。これを基礎中央に埋めます。方位が鎮め物に記されていますので、方角もちゃんと合わせて埋設します。 グリ石を締め固めたら、レベルを確認して10pの厚みで不陸のない事を確認します。次は防水シートの敷き込み。雨などで地中に含まれた水分が基礎に上がってこないように、ここで防水シートを敷きます。継ぎ目部分は、防水テープで目張りします。防水シートが敷き込まれたら、捨てコンクリートの打設です。よく、グリ石の上に直接、基礎ベースコンクリートを施工するケースが有りますが、当方では捨てコンクリートを打設し、その上に基礎ベースコンクリートを打設します。これは、基礎の鉄筋を組んでいるときに折角の防水シートを破らないよう保護する目的が第一ですが、基礎のベース厚みも均一になりますし、ベースコンクリートを打ち込むときにベース筋がぶれにくい等の効果もありますので、捨てコンクリートを5p打設します。 また、ベタ基礎の時、良く給排水の配管工事を基礎下にするケースを見かけますが、当店ではしておりません。これは、春の外断熱住宅のコーナーでも説明しておりますが、配管の寿命が家の寿命より短いので、将来、配管のメンテナンス、又は取替工事が必要になります。その際、構造体の下に配管が埋設されていてはメンテナンスも取替も無理になります。ですから、当店では基礎上で配管工事をします。また、グリ石の下に配管が有ればその部分に十分な輾圧、締め固めが出来るでしょうか。甚だ疑問です。 今回のK様邸基礎はフーチング付きシングルベタ基礎【捨てコンクリートの写真で溝のように見える部分がフーチング部分です】になります。当店の考えでは、地盤強度のN値がが10位ならダブルにする必要があり、それ以下の場合は基礎補強工事が必要と考えておりますが、今回の地盤調査でN値は17以上有りましたので、費用的な面も考えシングルフーチング付きのベタ基礎になりました。ただ、シングル配筋といっても、普通の配筋ではありません。ベース筋組作業の時にご紹介したいと思います。 本日の作業はここまでです。お疲れ様でした。 |
![]() グリ石締め固め作業 ![]() タンピングランマーで十分締める ![]() シロアリ防除散布剤 ![]() 鎮め物 ![]() 防水シート敷き込み ![]() 捨てコンクリート打設 |
| 06年2月4日:基礎工事着工【堀方作業】 | |
いよいよ、基礎工事着工です。本日は堀方作業になります。敷地と道路の高低差が60pくらい有った為、基礎の根入れ部分は、40pほどになり、捨てコンクリート・グリ石まで含みますと全体で50〜60pほど掘削して、その土を捨てなければなりません。【布基礎の場合はある程度、掘削した土を埋め戻すという作業がありますが、ベタ基礎なので掘削した分は全て場外処理になります】土を捨てる場所も、指定の場所まで運ばねばなりませんので、建築現場によっては、その往復だけで結構時間が費やされる場合もあります。本日も午前中天候が不安定で、様子を見ながら着手していた為、元々予定していたグリ石の敷き詰め・輾圧迄は無理で、掘削とグリ石の搬入までの作業になりました。 |
![]() 堀方作業 |
| 06年2月3日:隣家養生 | |
基礎工事などの外部工事は、どうしても天候に左右されます。今週は、週頭が天候不順で思うように工事に掛かれませんでしたが、漸く、本日隣家養生工事を完了させられました。既存のK様邸は連棟【長屋などの棟続きで壁を隣家と共用している住宅】では無かったのですが、北側のブロック塀を撤去すると、北隣の倉庫の一部が露出する為、その部分をトタン養生する必要がありました。お隣の事ですから、先ずその事をちゃんと終わらせて、基礎工事になります。 写真では、足下部分がシートの状態ですが、境界ブロックを積んでからの処理になる為、それまでシートで処理しています。 |
![]() 隣家養生 |