春工務店
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建築現場日記

このページは、北区のK様邸建築現場の着工から竣工までをブログ風にリポートするページです。 通常、当店での
工期は5ヶ月から6ヶ月掛かりますと、ご案内しておりますが、最近の住宅建築は工期が短縮され3ヶ月くらいで竣工
してしまう家が殆どですから、よく『何故、そんなに工期が掛かるのか?』と尋ねられます。しかし、家に必要な工事を
積み重ねていくと、そのくらいの工期は絶対必要です。このページを見て頂ければ、御納得頂けると思いますし、実際
工事内容はどのように進んでいくかが良く分かると思います。更新は出来るだけこまめにしていく予定です。


1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月

 06年5月30日:システムバス施工工事 

 設備機器の殆どは木工事が完了して内装仕上げ工事完了後に取り付けますが、システムバスは、搬入経路やシステムバス入口枠の取付などの理由から、木工事中の施工になります。本日は、そのシステムバスの施工です。当店で取り扱うシステムバスメーカーは、YAMAHAかTOTOが多いです。他メーカーのシステムバスも取り扱いますが、価格帯や仕様、施工性等を比較して、この2メーカーが、他メーカーより優れていると判断してお勧めしております。ただ、他メーカーの商品でも、シリーズやグレードによっては、良いと思えるもののございますのでお施主様のご要望やご予算に応じて、どの選択が良いかアドバイスをさせて頂きます。
 システムキッチンやバスなどの設備機器は、新製品が出てくるサイクルや耐用年数から考えると重要ではないような考え方もありますが、やはり家造りの中で、こんなキッチンが良いとかこんなお風呂にしたいとか、希望のハッキリする部分であり、毎日使用するものでもありますので、極力、お施主様のご要望に添えるようにしたいと考えております。ただ、業界での評判が悪かったり、クレームをよく耳にする商品等の情報【この部分は、普通、お施主様はご存じない部分で、CMやショールームでは解らない部分です】は、ちゃんとお伝えして、その上での商品選択になります。単純にお施主様が希望されたからとか、仕入値が安いから等といった理由では決めないという事です。
 

システムバス施工
システムバス施工



 06年5月29日〜:外装:煉瓦張り工事 

 いよいよ、外装スライス煉瓦【カルセラ】の施工です。まず、ダイライトじかかべのパネルとパネルの隙間に、パテ埋め[2回塗り]をして、グラスファイバーテープを貼り、接着剤のセラ・タックを塗布しながら、スライス煉瓦を張り付けていきます。接着剤のセラ・タックは施工時間が限られている為、塗布しながらの施工になります。スライス煉瓦を張るのは、他のタイルも同様で糸を引き水平を出して、コーナー部分より施工していきます。一口で言ってしまえば簡単ですが、隣家とのクリアランスが最小の場合は凄く大変な作業です。それでも、仕上がった感じは、やはり、綺麗だなと思います。
 カルセラとセラ・タックの組み合わせで施工性が良いところは、目地詰めが必要ないという事です。タイルの場合目地を詰める必要があるので、その点が利点だと思いますし、仕上がりも深目地のような感じなので、シックでとても良い感じだと思います。【逆にスライス煉瓦は表面に気泡のようなブツブツとした凹凸があるので、目地詰めが困難ということもありますが…】
 こういうものを施工しておくと、年月を経ても、それが良い感じの『風合い』になってくると思います。全て施工が終わり、外部足場が払えたら、また、ご報告したいと思います。
 

パテ埋め→グラスファイバーテープ→セラ・タック
パテ埋め→グラスファイバーテープ→セラ・タック

糸を張りカルセラを施工
糸を張りカルセラを施工

施工出来たカルセラ部分
施工出来たカルセラ部分


 06年5月15日〜25日:外壁下地工事等 

 外装工事は先週に断熱材、縦胴縁の取付まで終わっておりましたので、いよいよ、ダイライトじかかべの施工です。予め割り付けされた通りにパネルをカットして指定の釘で施工していきます。仕上げの仕様により、この後、釘頭やパネルとパネルのジョイント部分の処理が変わります。今回は全面とも『カルセラ』というスライス煉瓦張りです。塗装の場合はダイケンの指定塗料がありますので、その中からの選択になります。当店ではエスケー化研(梶jの『ベルアート』になります。この場合、仕上げのパターンも10種類ほど有り、色も多彩ですので、好みの仕上げに出来ると思います。
 ただ、こうしてパネルが張れてしまうと、【内装工事もそうですが】それまでの細かな仕事が見えなくなり、一抹の寂しさは有りますね。丁寧な仕事をしていても、万一そうでなくても、仕上がってしまえば、一見しては、どんな家なのかが解らない。それがある意味建築の怖いところでもあると思います。
 じかかべも施工が完了して、いよいよ来週からスライス煉瓦『カルセラ』の施工です。現場にはカルセラと専用接着剤『セラ・タック』も搬入されました。
 

じかかべ:施工途中
じかかべ:施工途中

じかかべ:施工完了
じかかべ:施工完了

搬入されたカルセラ
搬入されたカルセラ


 06年5月24日:内部造作工事・換気扇工事等 

 内部の造作工事も順調に進み、壁・天井の下地工事もほぼ終わりました。2階は化粧造作材の施工や、耐火ボード張り作業もほぼ完了して、いよいよ、階段を設置して、1階の造作工事の仕上げに入ります。木工事は、以前も話しましたが、地道な作業の積み重ねです。上棟の頃は日に日に、その変化が一目で解るのですが、壁や天井の下地工事などは、手間を掛けて仕事をしているのですが変化が解り辛い作業です。こうして現場日記用に毎回現場に行く度に写真撮影をしていても、少しずつしか変わってないので、なかなか掲載にまではいきませんが、棟梁は生真面目に仕事を積み重ねております。木造住宅の場合、やはり棟梁の腕と気概が、善し悪しを左右すると思っております。いくら良い腕を持っていても発揮しようとしなくては意味がありません。昨今は、どうしても手間代に走る方が多いようです。まあ技術を売っているのですから仕方がないといえばそうなりますが、手間の掛かる図面を見せても『面白そうやな』と言いながら、図面を見てくれる棟梁に気概を感じますし、当店がこうして自信を持って外断熱住宅を手掛けられるのも、純粋に良い仕事がしたいと考え地道に作業して下さる棟梁のお陰だと思っております。少し手前勝手な話で申し訳なかったです。
 耐火ボードを張る前に、電気の一次工事も完了しなくてはいけません。4番目の写真は計画換気のロスナイ換気扇本体と吸気用の分岐チャンバーです。計画換気のシステムは、プラン毎にどのシステムが最適か考え設置します。当然、気積も左右しますが、吸排気の配管が天井裏や小屋裏、壁の中を通るので、その配管経路も考慮してシステムを決定します。今回は大風量型のロスナイを1台設置しましたが、気積がもう少し大きくても配管経路などによりフロア別型を採用する事もあります。フロア別型の場合、本体の吸気口が予め6分岐されておりますので特にチャンバーは必要有りません。いずれのシステムにしても、本体のフィルターメンテナンスの為に450o角くらいの点検口を設けますが、その大きさでは、フィルター交換は出来ても本体交換などは出来ません。当店では将来、本体そのものが壊れて交換が必要になったときに、容易に交換できるように天井の下地を考えて取り付けております。今回は2階座敷の上に設置しましたので、天井を造作して約3尺角のパネルを外すだけで、メンテナンスや交換が出来るようにしました。
 

2階造作:吹き抜け部分
2階造作:吹き抜け部分

2階造作:廊下部分
2階造作:廊下部分

階段据え付け完了
階段据え付け完了

計画換気:本体とチャンバー
計画換気:本体とチャンバー


 06年5月8日〜12日:屋根工事・外壁下地工事等 

 今月は、ゴールデンウィークがあり、1週間ほど作業が中断しておりました。当店の工期は、およそ6ヶ月掛かるので、どの時期から着工しても、春の梅雨時期、秋の雨期、5月の連休、お盆休み、年末年始など、何かに掛かります。建売住宅のように工期が1ヶ月半でしたら、外す事は可能ですがそうはいきません。実質工期プラス1〜2週間はどうしても必要になります。基礎工事や外装工事、エクステリア工事、塗装工事など外部作業は天候に左右されてしまうので、その点も考慮しなくてはいけません。
 さて、現場の方はといいますと、屋根工事が順調に進み、先月にお伝えしておりました特殊な雪止め【ゆきもちくん】も施工しました。ネット状になっていて、軒先の雪も溶けるまで落ちないようになっています。もっと積雪の多い地区では、これにコイル状のものを合わせた【スーパーゆきもちくん】という製品もあるようですが、京都市内では、そこまでは必要有りません。
 また、軒天の換気孔ですが、今回はフクビ製の【防火軒天通気見切縁】を採用しました。、通常の軒天換気孔で、防火機能の有る製品は火災により温度が上昇すると金属製のダンパーが閉じる仕組みになっています。なぜかこの手の製品は高価です。そういった従来の製品と違いこの製品は、スリットの部分に熱膨張材があり、温度が上昇するとそれが膨張して、火熱経路を塞ぎます。構造も単純でコストも従来品に比べて安価な製品です。また、K様邸のように隣地と接近している為軒天の出幅が極めて少なくても取り付けられるのが利点です。当然、軒裏45分準耐火構造試験の合格品です。
 壁断熱工事・外装工事は断熱材施工も完了して、縦胴縁を外断熱用の特殊なビスで取付る作業を終えました。三番目の写真がそうですが、縦胴縁と縦胴縁の間で基礎上や、バルコニーなどの下端には、フクビ製の【防虫通気材】を取り付けています[写真の青く見える部分です]これにより壁内への不快害虫等の侵入を防ぎます。
 現場には、壁下地材のダイケン製品【ダイライト・じかかべ】が搬入され、いよいよ来週から施工していきます。
 

ゆきもちくん
ゆきもちくん

防火軒天通気見切縁
防火軒天通気見切縁

縦胴縁と防虫通気材
縦胴縁と防虫通気材

搬入されたダイライト・じかかべ
搬入されたダイライト・じかかべ