春工務店
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建築現場日記

このページは、北区のK様邸建築現場の着工から竣工までをブログ風にリポートするページです。 通常、当店での
工期は5ヶ月から6ヶ月掛かりますと、ご案内しておりますが、最近の住宅建築は工期が短縮され3ヶ月くらいで竣工
してしまう家が殆どですから、よく『何故、そんなに工期が掛かるのか?』と尋ねられます。しかし、家に必要な工事を
積み重ねていくと、そのくらいの工期は絶対必要です。このページを見て頂ければ、御納得頂けると思いますし、実際
工事内容はどのように進んでいくかが良く分かると思います。更新は出来るだけこまめにしていく予定です。


1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月

 06年1月28日:地盤調査 

 今日は地盤調査です。昨日の遣り方作業で決めた建物の四隅と中央部分、計5箇所の調査になります。方式はスウェーデン式サウンディングマシンを使用して調べます。これは、第三者の地盤調査会社に依頼して行っています。マシンを使い調査した結果から、調査データー及び考察書が送られてきます。よくハウスメーカーなどでは解体前に庭の部分などで1箇所調査しているようですが、実際に建物が建つ位置で調査しないと意味がありません。過去にもハウスメーカーが調査して大丈夫と結果報告したケースで、最終的に当店で施工するようになり既存家屋の解体後、同じように調査したらN値【地盤の強さを表す数値】が不足していて、基礎補強工事が必要になりました。宅地を購入し新築の場合【更地】は、計画段階で調査してN値が不足しているようなら必要な基礎補強工事【乾式柱状杭工事】などを見積の中に含む事が出来ますが、建て替え工事の場合は、解体後になりますので補強工事は別途になります。しかし、事前にそういう工事が必要になった場合の金額も、お施主様にお伝えして建築総額の予算に含んでおいて頂きます。必要なくなれば逆にその分予算が余りますからお施主様にとっては嬉しい事です。
 この結果が出るまで、当方も冷や冷やしているのですが【お施主様の出費は当方の意図するところではないので…】 結果はいつも当日の夜にFAXで、送られてきます。
 さて、今回は…十分なN値があり、補強工事等は不要との結果でした。ホッ…良かったです。


地盤調査風景
地盤調査風景

 06年1月27日:墨だし・遣り方作業 

 いよいよ基礎工事ですが、その前に敷地に対して建物の位置、高さ関係を決める作業があります。それが、墨だし・遣り方作業です。まず、敷地の高さ関係をレベルという精密機器を使用して測量し、現状地盤面と道路、隣家の敷地高さなどの関係からGLといわれる設計地盤面の高さを設定します。次に【水】といわれる仮の水平ラインを定め、建物の外壁面の柱芯に水糸を張ります。ここで、通りといわれる全ての芯を出すケースもありますが、当店ではベタ基礎なので、外周部だけの作業になります。【通りは、捨てコンクリートを打設後にします】
 これで基礎工事【堀方作業から】に着手できる準備は出来たのですが、その前に大事な地盤調査が明日有ります。


遣り方作業
遣り方作業完了

 06年1月26日:地鎮祭 

 漸く解体工事も無事終わり、今日は地鎮祭です。地鎮祭の形式は、幾つかのやり方が有りますが、基本的にはお施主様のご意向にお任せしております。一般的なのは、氏神さんの神社さんにお願いして来て頂くか、南区の城南宮さんで『地鎮祭セット?』を買ってきて、お施主様と施工業者である私共とで略式に済ませるかの2通りです。今回は気持ちが一番大事ということで後者のやり方になりました。事前に城南宮さんで『地鎮祭セット?』を買ってきて、他に洗った米、塩、御神酒を準備します。【地鎮祭セットの内容は右手写真の右から、鎮め物、上棟神札、清めの御砂、方除御札です】 今回使用するのは、まず方除御札。これを2m位の竹の先に付け敷地の奥の方から中央を向くように立てます。工事の安全を守る御札とされています。【何故か、竹は城南宮境内にある茶店で売っています】 次に皆でするのが四方祓いの義。敷地の四隅と中央に、清めの御砂、米、塩、御神酒をまき敷地を清めます。ここで気持ちを込めてする事が大事です。あとの鎮め物は基礎工事の際に建物の中央の基礎下に鎮めます。これは、土地の守護と建物の基板が盤石なる事を祈願しています。最後に上棟神札は、上棟式の時に御幣に取り付けます。この御幣は屋根工事が完了したら、棟木に取り付けます。この神札は、建物に災いが無いよう、家の安泰、招福、子孫繁栄を祈願した御札です。
 いずれにしても神事ですから、それぞれの宗教・宗派にも違いがありますので、一概に絶対必要な事では無いとは思いますが、結構、工事をする人間は、そういう事を気にしています。


城南宮の地鎮祭セット?
地鎮祭セット?

解体後更地になった敷地
解体後更地になった敷地

 06年1月14日:解体前の下準備 

 北区のK様との出会いは、当店で昨年開催しました構造見学会にご来場頂けたのがきっかけでした。建て替えをお考えだったK様は当初から『外断熱』に興味を持たれており、当店の見学会にご来場前から、このホームページはご存じで見ておられたようです。
 現在お住まいの家は建売住宅で、2階の道路側は増築されておりました。ただ、ご子息様達の独立に伴い、一生涯住める家に建て替えるのがご希望でした。そこで、当方からも計画図面と御見積を提案させて頂き、他社さんとも比較され、最終的に当店に決めて頂きました。
 ここの敷地は、約26坪で、用途地域は第一種低層住宅専用地域になります。建ぺい率は50%で、容積率は80%の地域です。道路は東南東になり、向かって右側は北側斜線がありますので計画には苦労致しました。でも、最終的にお施主様のご要望を満たしたプランが出来たと思います。
 今月16日からの解体工事に向けて、お正月後、早々に仮住まいへお引っ越しを済まされました。【近隣へのご挨拶は昨年末に済ませておりました】 解体前には電話の移設、郵便局への転居届け、電気の引き込みカット、ガスカット【新居はオール電化住宅です】などの下準備がありますが、それも終えて、一部の機器関係【エアコンなど】の移設だけ本日する予定です。16日からの解体工事のリポートは控えさせて頂きます。モノを壊すリポートはちょっと避けたいものですから…。しかし、建て替え工事の中で、一番近隣にご迷惑を掛けるのが解体工事です。小生も以前住んでいた所で、隣で解体工事がありましたが、音、埃、振動は凄まじかったです。ただ、避けては通れませんから、申し訳ないと思うばかりです。解体工事自体の期間は10日程掛かります。一昔前は、重機を入れて3、4日で解体していたのですが、今はマニフェストを市に提出したり、分別処理したり大変です。


解体前のK様邸
解体前のK様邸