春工務店
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建築現場日記

昨年好評を戴きました、北区K様邸の『建築現場日記』に引き続き、今年は上京区のS様邸で『建築現場日記U』を
スタートします。S様邸は、地下1階、地上木造3階にルーフバルコニー付で、ホームエレベーターも設置する、まさに
都市型住宅です。ただ、反して外観や内観は、京都らしさを残したデザインで計画しております。前回は木造2階建て
でしたから、比較してご覧頂けますと、工事内容の違いも良く解ると思います。更新も出来るだけ迅速にして内容を
細かくお伝え出来ればと考えておりますので、楽しみにご覧下さいませ。


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 08年1月7日〜31日:今月の木工事 

 年明け後も木工事は地道に着実に進めています。当店の棟梁は長い休みが嫌いな方で、年明けも暦で4日が月曜日なら4日から仕事するタイプの昔気質の大工です。今年は6日が日曜でしたから、初出は7日でした。先月で下地工事は殆ど完了していましたので、この1ヶ月は造作部分や造り付け部分の工事が主でした。写真で紹介しています階段部分のオープン手摺部材の施工【1階、2階、3階】がありました。特に2階のオープン手摺は南側からの光を採り入れる為に少々、手間の掛かる作業をお願いしました。どうしても、京都のような両側に隣家家屋が迫っているような立地条件ですと建物の真ん中のエリアが真っ暗になりがちですが、少しでも自然光を採り入れる工夫はしています。
 また、1階の座敷の天井は網代貼りです。ただでさえ3階建ての場合、階高が低く抑えられますが、特に、この部屋は階上に水廻り【システムバス・洗面脱衣室】が配置されていて、更に天井高が低いです。こもるような感じの部屋ですね。天井高が低い場合、平均的な考えだと天井の色を明るくして少しでも低さを感じさせないようにしますが、逆に天井に濃い色の網代を配する事で、網代の質感も加わり、妙に落ち着く、和む空間にする事がねらいです。網代は6帖間の中央に配置して周辺の天井と壁は同じ質感と色の珪藻土塗り仕上げになります。
 5枚目の写真は収納内部の造作です。この収納は1階座敷のもので、布団が仕舞えるように中段を設けています。収納内部の造作は、お施主様との密なお打合せの上、どの収納にどのようなものを仕舞うかをお打合せして、中段を設けたり、枕棚を設けたり、パイプを設けたり、可動式の棚板を設けたりします。ただ、小生が留意しているのは『ものは増える』という考え方です。ですから、出来るだけ将来、収納バリエーションが替えられるような提案をさせて頂いています。また、収納内部の壁には、調湿効果を考えソリッドタイプの桐の集成パネルを張っています。
 写真では紹介していませんが、ダイニングの造り付け収納テーブルやリビングの造り付け収納、パソコン収納等も今月施工しました。当店では一般的な工務店やハウスメーカーより造り付け工事が多い方ですが、S様邸は特に多く、造り付けだけで1ヶ月半ほどの手間が掛かります。手間を掛けた分、お施主様の使い勝手が良く、日々を快適に過ごして頂けたら幸いだと思っています。1月は実労日数が1週間ほど短いですから、本当にあっという間に過ぎてしまいましたね。工期が長いS様邸ですが、来月お引き渡しを目標に皆で頑張ります。


B1〜1階階段オープン手摺
B1〜1階階段オープン手摺

2〜3階階段オープン手摺
2〜3階階段オープン手摺

3階階段オープン手摺
3階階段オープン手摺

1階座敷網代天井
1階座敷網代天井

収納内部造作
収納内部造作



 08年1月15日:2階東側バルコニー施工 

 今日は、2階東側【道路と反対側になります】に物干し用のバルコニーの施工です。このバルコニーへは、洗面室からのアクセスになりますので、奥様にとって動線は最短でベストですね。京都の場合、景観も考慮して物干し用のバルコニーは道路側から見えないように設ける事が多いです。折角の外観デザインも洗濯物がメインでは台無しでしょうから…。また道路から見えない事もありバルコニーのアルミ色はシャンパングレー系にする事が多いです。これは小生の提案なのですが、良く、アルミサッシがホットブラウン【三協立山アルミの濃い焦げ茶色】だと、バルコニーも同系色にしがちですが、この色は埃が目立ちます。車でもダーク系の色だと汚れが目立ちますよね。バルコニーは当然、外部にさらされる部分ですから埃がついて、そこに小雨でも降ろうものなら、ヒョウ柄のような汚れになります。そこで、一番汚れが目立ちにくいシャンパングレー系色の選択をお勧めしています。今回のデッキ材は木粉入りのローズレッド色で内装の床の色に合わせています。バルコニーの屋根はFRP製で、紫外線は殆どカットします。また、ポリカーボネイトやアクリルパネルのように透明なパネルではなく、型板ガラスのようになっていますので下から見上げた時の屋根パネルの汚れも目立ちにくいです。施工は一日で完了しました。


東側【裏側】バルコニー
東側【裏側】バルコニー



 08年1月14日:給排水管外部埋設工事 

 本日は給排水管のp外部埋設作業です。京都のような『鰻の寝床』形状の土地の場合、両サイドに配管が埋設されます。一般的には、ベタ基礎でも基礎の下に配管をしますが、当店では将来のメンテナンス【交換工事等】の為、屋内の配管は基礎上で配管して基礎立ち上がりからスリーブで外部に出して配管していきます。外断熱ですので、隣地との隙間は最低35p以上有りますので、その部分に配管していきます。仮設足場を払ってからの作業になりますので、この時期の工事になります。
 写真の手前に見えるオレンジ色の管は電気引き込み用です。道路側に引き込みポール【メーターボックス付き、電灯・電話・情報・CATV対応】から地中配管して、ここに接続ボックスを設けて内部と接続します。引き込みポールの設置は今月末予定です。

外部配管工事
外部配管工事


 08年1月10日〜12日:足場払い・外壁タイル工事完了 

 いよいよ、本日は足場払い作業です。いつも足場やシートを払うと完成間近だなと実感します。しかし、長かったですね…。モノトーンの色彩のS様邸のお披露目になりますが、道路側2階の意匠的なゲート部分には、後に木目調にラッピングされたアルミ製の格子が入ります。その格子が入ると、また、イメージが違うと思います。通りゆく人が『綺麗な家ですね』と、声を掛けて下さる事が、何となく嬉しく誇らしげに思います。足場払い作業は本日で完了します。
 また、足場があった為に作業が出来なかった両サイドの1階部分の外壁タイルは明日、明後日の2日間で施工して、外壁のタイル工事も完了します。


足場払い作業風景
足場払い作業風景


 08年1月8日:足場払い前の作業【布団干しバーの取付】 

 足場払いが10日になりましたので、足場が外れる前に3階の東側窓に布団干しバーを取り付けました。名称のごとく、折りたたみ式の布団が干せるバーです。掛け布団はシングルサイズでも幅が1.5m程ありますから、通常の1間間口の引き違い窓では半間しか開口がない為干せません。このバーを取り付けておきますと楽に干す事が出来ます。通常は写真のように垂直になっていますが使用時は45°傾ける事が出来ます【写真は取付金物だけで、バーが付いていない状態です】また、この部屋は子供部屋にもなりますので落下防止バーも兼ねています。


布団干しバーの取付
布団干しバーの取付