春工務店
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建築現場日記

昨年好評を戴きました、北区K様邸の『建築現場日記』に引き続き、今年は上京区のS様邸で『建築現場日記U』を
スタートします。S様邸は、地下1階、地上木造3階にルーフバルコニー付で、ホームエレベーターも設置する、まさに
都市型住宅です。ただ、反して外観や内観は、京都らしさを残したデザインで計画しております。前回は木造2階建て
でしたから、比較してご覧頂けますと、工事内容の違いも良く解ると思います。更新も出来るだけ迅速にして内容を
細かくお伝え出来ればと考えておりますので、楽しみにご覧下さいませ。


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 07年4月28日:地下室工事…内部防露用ウレタン吹き付け工事…地下室工事完了! 

 さて、地下室工事、最後の作業は、内部の防露用ウレタンの吹き付けです。これを施しておかないと、内部壁は結露します。ウレタン吹き付け用の機器を搬入して、現場で吹き付けをします。ウレタンの厚みは30oです。この作業は、塗装作業などと同じで、防塵マスクに防塵グラスを掛け、完全防備で作業にあたります。事前の準備としては、内装下地用の木桟にウレタンが着いては困りますので、木桟にマスキングテープを貼り吹き付けをして最後にテープを剥がします。この作業中は、小生も階段の開口部分から垣間見るしか出来なかった為、少々、写真が解り辛いかも知れません。
 滞りなく、吹き付けも終了し、これで地下室工事は完了しました。4月の工事も本日で終わりです。次は、ゴールデンウィーク明け頃より、木造部分の基礎工事に取りかかります。


ウレタン吹き付け途中
ウレタン吹き付け途中

ウレタン吹き付け完了
ウレタン吹き付け完了


 07年4月27日:地下室工事…仮設材撤去工事 

 地下室工事もいよいよ大詰め、本日は仮設材の撤去作業です。一番最初にロ型に組んだH鋼と、土留めの為に埋設したH鋼、また、H鋼とH鋼の間の土留め用鉄板をレッカーで抜いて撤去・回収する作業です。当然、土留め用に埋設したH鋼を抜いた後は、周辺コンクリートの外周部分を突き固めます。これで、地下室の外部工事は終了し、明日の内部のウレタン吹き付けで、地下室工事は完了します。


仮設撤去風景
仮設撤去風景

仮設撤去完了
仮設撤去完了


 07年4月26日:地下室工事…外周部分コンクリート打設工事 

 本日は、地下室外周部分のコンクリートの打設工事です。地下室と土留めとの隙間が、約15pあり、その部分にコンクリートを打設します。生コンのミキサー車が来てポンプ車を使って打設しますが、約3m有りますので、空隙が出来ないようバイブレターを使って、慎重に打設していきます。3方は地下室天端までコンクリートを打設しますが、北側一方は基礎ベース部分が地中梁のような形状をしている為、ここだけ350o下げて打設します。天気にも恵まれ順調に作業は終了しました。明日は、仮設の撤去です。


地下室ユニットと土留めとの隙間
地下室ユニットと土留めとの隙間

打設風景1打設風景2
隙間コンクリート打設風景

隙間コンクリート完了
隙間コンクリート完了


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 07年4月25日:地下室工事…地下室本体据え付け工事 

 本日は、いよいよ地下室本体の搬入と据え付けです。地下室は、一体成形で搬入するのではなく、幾つかのユニットに分けてあります。こうする事で、運搬・搬入を容易にしているようです。先ずは、一番奥のユニットから据え付けていきます。この一番最初の据え付けが大事です。ここで、事前の遣り方作業で出した墨通りに据え付けないと、次からのユニットも正確に納まりません。慎重に通りを見ながら、吊り下げているチェーンを調整しながら、XYZ各方向の位置を合わせて据え付けます。
 一番奥のユニットが納まると、後は順次、納めて連結していきます。このときも、変に衝撃を与えて、折角、納まった最初のユニットがずれないように慎重に納めていきます。ユニットが納まると、前のユニットと仮止めしていきます。3番目と4番目のユニットには天井に開口があります。この部分が丁度、階段位置になります。
 全てのユニットが納まると、各ユニットをハイテンションボルトで留めていきます。また、各ユニット間には、ゴムシールが付いていて水の侵入を防ぎますが、バックアップで、現場でコーキングも打ちます。地下室ユニット自体はラーメン構造で工場生産ですので精度・品質とも安定してます。また、内装工事下地用の木桟も予め取り付けてあります。
 地下室の外周部にはコンクリートを打設しますし、また、スラブといわれる天井上にも、基礎のベースコンクリートが打設されます。その基礎の鉄筋と連結する為のスタットボルトが地下室ユニットの側面と上面に溶接されています。
 1日で、本体の搬入・据え付け・連結作業が終了しました。無事完了して良かったです。
 忘れてはいけないのが、開口部から雨が入らないように養生して帰ります。


最初の地下室ユニットの据え付け
最初の地下室ユニットの据え付け

地下室ユニットの搬入風景
地下室ユニットの搬入風景

2番目のユニットの据え付け風景12番目のユニットの据え付け風景2
2番目のユニットの据え付け風景

ユニット間を仮止め
ユニット間を仮止め

階段部分のユニット
階段部分のユニット

連結完了した地下室内部
連結完了した地下室内部

連結部分:ハイテンションボルト
連結部分:ハイテンションボルト

地下室据え付け完了
地下室据え付け完了



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 07年4月20・21日:地下室工事…ベース配筋・ベースコンクリート打設工事 

 20日の午後に堀方作業が完了しましたので、その日の夜遅くまで掛けてベース鉄筋の配筋を完了しました。21日は朝からベースコンクリートの打設です。このときは特に留意する点は有りませんが、なにせ、地盤に大きな穴を開けて、底にコンクリートを打設しますので、コンクリート養生期間中に雨が降りますとプール状態になってしまいます。そこで、数カ所、ベース部分にスリーブという穴を予め開けておき、雨水が逃げるようにしています。今回の鋼製地下室のベースコンクリートの考え方は、そのベース自体が構造体という考え方ではなく、重量のある構造体を定着させる為のものという考え方のようです。
 午後にはベースコンクリート打設作業も完了し、後は養生期間を経て、いよいよ、地下室の搬入据え付け作業です。【来週を予定しています】


ベース配筋完了
ベース配筋完了

ベースコンクリート打設風景
ベースコンクリート打設風景

ベースコンクリート完了
ベースコンクリート完了


 07年4月18〜20日:地下室工事…掘削・土留め工事 

 先週の土曜日に杭工事を完了して、いよいよ、16日[月]から掘削作業に着手する予定でしたが、土曜日の天気予報で月曜日は雨の予想。掘削作業を順延して、18日[水]にしましたが…月曜日は雨は降りませんでした…。本当に春季の天気は変わりやすく移ろうものですね。
 気を取り直して、いよいよ掘削。重機で堀方を進めながら、杭と杭の間に鉄板を差し込んでいきます。N様邸の地盤は強固ですが、運良く最も硬いのがこの地下室の基礎底に当たる部分で、作業もスムーズに進みました。懸念されていた、地下水も全く出ませんでしたので、良かったです。初日で、約1/3程掘れました。
 2日目も引き続き掘削・土留め工事ですが、半分ほど進んだら土留め杭の頭を繋ぎます。こうしておかないと、土圧で杭が変形する可能性があるからです。また、油圧オーガーで、杭を出来るだけ垂直に埋め込みましたが、地中に障害物[大きな石等]が有る部分は、やはり、上手く埋設出来ません。こういう杭が数本有りましたので、堀方作業を進めながら、杭の垂直【タチ】を見ていきます。障害物等により正確に入っていない杭は、障害物を除去して調整をします。こうしておかないと地下室周辺の最低コンクリート量が保持出来ないからです。
 土留め作業は、H鋼の杭と杭の間に鉄板を挿入して、鉄板と掘削した地盤面との間には、砕石を流し込みます。この時、隙間が出来ないように、水を含ませて鉄棒などで良く突きます。
 地下室のベース基礎下部分、圧を掛けながら整地します。木造基礎下のように捨てコンクリートは打設しません。特に内部には立ち上がりが有りませんから、墨出しなどが必要ないからです。また、土留めの部分には防水シートを施します。整地がある程度完了した段階で、建物の中央部分に、先日の地鎮祭で護王神社さんから頂戴しました【鎮め物】を、埋設しました。『新築建物が災いなどに遭いませんようにと願いを込めながら…』
 3日目の午後で、漸く、堀方作業は終了しました。引き続き、ベース鉄筋の配筋作業に入ります。


掘削作業1日目:1/3程進みました
掘削作業1日目:1/3程進みました

掘削作業2日目:半分以上進み杭の頭を繋ぎました
掘削作業2日目:半分以上進み
杭の頭を繋ぎました

杭の調整
杭の調整

土留め鉄板の差し込み
土留め鉄板の差し込み

鎮め物1
鎮め物2
建物の中心に鎮め物


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 07年4月12日〜14日:地下室工事…土留め工事【油圧オーガーによる杭穴堀り、杭の設置】 

 昨日、H鋼をロ型に設置しましたので、本日から土留め工事に着手します。この工事は3日掛かります。先ず、建築重機の油圧オーガーを使用して、土留め用のH鋼の杭を埋設する穴を掘ります。この作業のポイントは、如何に正確に鉛直に掘るかですので、慎重に作業を進めていきます。S様邸の地下室は奥行き方向で約10m、間口方向で約3.3m有りますので、合計30本の杭を埋設しなくてはいけません。
 正確に掘られた穴にH鋼の杭を埋設して、頭の部分を予めロ型に組んだH鋼とボルトで締結します。1本、1本地道な作業です。あとは、堀方作業をしながら、H鋼とH鋼の間に鉄板を差し込んでいきます。


油圧オーガーによる穴掘り作業風景
油圧オーガーによる穴掘り作業風景

H鋼の杭を埋設作業中
H鋼の杭を埋設作業中

頭部分をボルトで固定されたH鋼杭
頭部分をボルトで固定されたH鋼杭

3日後、漸く杭埋設工事完了
3日後、漸く杭埋設工事完了


 07年4月11日:地下室工事…仮設材の搬入・H鋼をロ型に設置 

 いよいよ本日より地下室工事に着手します。S様邸の地下室は、一般的な現場打ち込みによる在来工法のRC造の地下室ではなく、【鋼製地下室】です。これは、設計図面に合わせオーダーメイドで、地下室本体を工場で加工・組立てして現場に設置するタイプです。工場で加工するといっても、地下室全体を運搬して搬入設置する訳にはいきませんので、幾つかのユニットに分け、現場でジョイントします。鋼製地下室はロ型フレームによる【ラーメン構造】になっていて非常に強固です。在来工法の地下室と明らかに違う店は、浸水や湿気の心配が殆ど無い事です。在来工法の場合、現場でコンクリートを打設しますので、地中の水や湿気に対して防水工事が非常に難しく、定期的にメンテナンスも必要です。また、コンクリート自体からも湿気は放出されますので、どうしても地下室が多湿状態になりがちです。【結露やカビの問題】この問題をクリアにする為に、今回は【鋼製地下室】を選択しました。また、地下室を設ける事で耐震性は優位に立てますし、容積率の問題も解決され、限られた敷地条件でも部屋数を増やす事が可能です。地下室ですので、周辺に対しての防音性に優れます。今回のS様邸でも、この地下室を、ご主人様のオーディオルームと、ストックルームとして利用する予定です。
 地下室工事の初日は、仮設材の搬入と、H鋼をロ型に設置する工事です。地下室工事では当然、大きな穴を掘らないと出来ませんが、その堀方作業をする際、隣接した地盤の土が崩れないように土留め作業をしなくてはいけません。この土留め作業は地下室の外周に合わせH鋼を打ち込んで、H鋼とH鋼の間に鉄板を差し込み、万一の事がないように頑丈にします。この土留め用のH鋼を正確に設置する為にその外周に、ロ型にH鋼を組みます。ロ型に組んだH鋼の角になる部分は現場で溶接します。また、このH鋼には950oピッチで土留め用のH鋼が留められるようにボルトの穴が設けてあります。


仮設材搬入・整地風景
仮設材搬入・整地風景

H鋼をロ型に設置
H鋼をロ型に設置