春工務店
ホームへ外断熱って春の外断熱住宅エコロジー・健康施工例メールでのお問い合せお施主様の外断熱体験談モデルハウス案内Q&A独り言

春の外断熱住宅

外断熱住宅が良いと判断されても、外断熱で建てたのなら全てが『いい家』ですか?と聞かれたら答えは『ノー』です。
外断熱工法は、断熱方法の一つでしか有りません。いくら外断熱で建てても、構造が満足のいくものでは無かったり、
プラニングに不満が出たり、そういう事が竣工後に解ってしまうと、『失敗した』という気持ちになるでしょう。家はやはり
高価な買い物です。殆どの場合一生に一度の事だと思います。『失敗したくない』という思いが強くなって当然でしょう。
ただ、既に建築済みの諸先輩に意見を聞いても、あれが駄目これが駄目で、なかなか成功例は出てきません。家の
チェックポイントは多々もあります。構造、工法、間取り、デザイン、設備、素材、等々多岐に渡ります。また、竣工後の
ランニングコスト、保守メンテナンスはどの程度掛かるのか等、考えれば切りがありませんね。それら全てに満足できて
竣工後だけではなく、いつまでも『ホッ』とする家を建てる事が皆様の願いだと思います。ここでは、竣工後に皆様から
『大満足!』とか『良かった』と仰って頂けるようにと考えた、当店オリジナル『外断熱住宅』の概要をご説明します。


春の外断熱住宅:断熱編
 外断熱工法で家を建てようとしたとき、一番最初のチェックポイントは断熱材の種類です。内断熱工法『充填工法』の場合、グラスウールとか皆様もよくご存じのものが多いと思います。外断熱工法に使用するのは、硬質断熱材ですが、これにも幾つか種類がありますが、ポピュラーなのは、ウレタン系、押出発泡ポリスチレン系、フェノール系の3種類になると思います。それぞれに特性が多少異なります。熱伝導率が低い[良い]順は、フェノール系、ウレタン系、押出発泡ポリスチレン系となり、圧縮強さや密度、吸水率は、押出発泡ポリスチレン系、フェノール系、、ウレタン系となります。最近、外断熱工法で施工している住宅も多く見受けられるようになりましたが、殆どの場合、地場の工務店が大手のフランチャイズに加盟してそこの工法を導入するスタイルです。この場合、そのフランチャイズで使用している断熱材を必ず使用しなければなりません。ですが、前述のように断熱材はその種類により特性が違いますので、使用する部位によって最適な断熱材があると思います。私達がフランチャイズには加盟せず、独自の『外断熱住宅』を手掛けている理由もそこにあります。ですから、春の『外断熱住宅』では、使用部位により断熱材が違います。まず、屋根断熱ですが外断熱で最も断熱性能が求められる部分でポリスチレン系の場合100oくらいの厚さが必要になります。そこで、一番断熱性能が良いものを使用すればその分薄くできるので、フェノール系の旭化成の『ネオマフォーム』を使用しています。薄くできるといっても、ネオマフォームの熱伝導率で80o必要になるのですが、規格では66oまでしか有りませんので40oを2枚重ねで使用し、80oにしています。次に、壁断熱ですが、壁に求められるのは、ある程度の強度と吸水率が低い事です。当然、外壁面は防水していますが開口部周辺は、コーキングに頼るしか有りません。しかし、このコーキングは数十年その性能を維持できません。ですから、屋根より壁の方が水が進入する可能性は高いのです。この2つの理由で壁の断熱材は、強度があり吸水率の低い押出発泡ポリスチレン系B類V種のダウ化工のスタイロフォーム【スタイロエースU50o厚】を使用しています。最後に基礎断熱ですが、私共が外断熱を始めたときは、完全な外断熱にはなり得ませんでした。理由は前述のどの断熱材も白蟻に弱いという欠点を持っていたからです。どの断熱材も【蟻道】になり、大切な家を白蟻から守る事は出来ません。ですから、当初は基礎立ち上がり外周部分は断熱材を内側に施工しておりました。しかし、その後、白蟻に強い【蟻道】にならない断熱材として硝子繊維系の断熱材が登場しました。『コリグラス』という輸入品で当店も数年これを使用しておりましたが、その性質故か欠けやすく、非常に施工に注意が必要でした。そこでこれに変わるものを探しておりましたら、04年よりJSPよりポリカーボネイト系の断熱材『ミラポリカフォーム』が、発売されました。その防蟻性能はコリグラスと同等で、性質上強度があり施工性が向上しておりましたので、現時点では基礎外周部分にこの断熱材[40o厚]を使用しております。他社さんでは、断熱材の上からメッシュやアルミ箔などを用いて防蟻を図られているようですが、これは内断熱と外断熱の違いでもお話ししましたように、欠点のあるものを補うための手法にしか過ぎません。根本からの改善を考えると、そのもの自体を蟻が食べないという事が、一番安心できると思います。また、基礎配管スリーブ【基礎編で説明してます】の隙間ですが、普通の現場発泡ウレタンでふさいでは白蟻の危険性がありますのでその隙間も防蟻性能のある発泡ウレタンを使用しています。
右のボタンをクリックすると、別ウィンドで、屋根詳細図と基礎詳細図のページが開きます。


屋根断熱:ネオマフォーム80o
屋根断熱【ネオマフォーム】

壁断熱:スタイロエース50o
壁断熱【スタイロエース】

基礎断熱:ミラポリカフォーム40o
基礎外周断熱:ミラポリカフォーム

屋根詳細図へ


基礎詳細図へ


断熱材の種類 フェノール系 押出発泡ポリスチレン系B類2種 硬質ウレタン系2種3号
密度(s/m3 27 35 25
熱伝導率(W/uk) 0.020 0.028 0.024
圧縮強さ(N/cu) 15 30
吸水量(g/cu) 1.7以下 0.01以下 3.0以下
透湿係数(g/u・h・mmHg) 0.02以下 0.04以下 0.02以下
熱変形温度(℃) 200 80 100

ページトップへ

春の外断熱住宅:基礎編
 安心できる家を考え、いくら強固な構造にしても、その基礎が貧弱では意味のないものになります。またその基礎下の地盤が軟弱であれば構造強度は意味のないものになってしまいます。しっかりした地盤に強固な基礎・構造体があってこそ初めて『安心できる家』になるのです。ですから、工事の一番最初は、地盤調査から始まります。地盤調査方法は【スウェーデン式サウンディング法】といいコーン(棒状のもの)に一定の圧力で貫入させ、次に回転させてその深さや回転数で地盤の強度を測定します。調査ポイントは新しく計画している建物の四隅と中央の計5ポイントですが、結構ポイントによりデーターが違うケースもあります。明らかに1ポイントだけ大きく違う数値が出たりすると追加で数カ所測定します。良くハウスメーカーさんなどが、建て替え工事の計画段階で、新しい家が建たない部分で調査されますが、これは参考にはなっても正確なデーターにはなりえません。ちゃんと家が建つ部分で調査する必要があるからです。地盤強度はN値といわれる数値で表しますが、一般的にN値が10以上有ればしっかりした良好な地盤といえるでしょう。基礎強度と地盤強度はある程度関係し、N値が10以上なら普通の布基礎で対応できるでしょうし5〜10であれば、シングルフーチング付きベタ基礎で対応できます。ただ、5以下の数値の場合基礎だけで対応するのは困難になり、何らかの地盤補強をする必要があります。それは前述の調査で支持層が何処にあるかが判りますので、その支持層までの深さや強度により補強工事の種類が変わります。表層の部分だけが弱く浅い部分に支持層がある場合は表層の土壌改良だけで良いでしょうし、数m下に支持層がある場合は支持層まで杭を打つ必要があります。当方では条件により【乾式柱状杭補強工事】か【小口径鋼管杭補強工事】を使い分けています。しっかりした地盤が出来たら次は基礎本体ですが、春の『外断熱住宅』の基礎は全てベタ基礎になります。立ち上がりの幅は150oで高さは550oです。最近ベタ基礎だからといって立ち上がりの高さが300oくらいの基礎を良く目にしますが、これでは先のメンテナンスの際に床下に潜って点検したり作業する事は不可能に近いです。ですから当店では550oの立ち上がり高さを確保して将来の保守点検が容易に行えるようにしています。次に基礎ベースですが、N値が10以上の場合、若しくはN値が5以下で十分な地盤補強工事を行った場合は、シングル配筋フーチング付きベタ基礎でベース厚みは150oになります。N値が5〜10の場合はダブル配筋のベタ基礎でベース厚み200oになります。前項の断熱編の基礎構造図解はこのダブル配筋基礎になります。[シングル配筋の基礎図面は右のボタンをクリックして下さい]また、外断熱ですので、外周部分に換気口は設けません。基礎内部つまり床下も部屋部分と同じという考え方です。良く一般的な布基礎などの場合、地盤からの湿気を排出するために換気口を設けますが換気口から入るのは乾燥した空気だけではありません。雨の後の湿度の高い空気も、冬場の冷気も入ります。白蟻や害虫、ネズミなどの入口になったりします。白蟻対策の防蟻剤は、白蟻だけでなくそこに住む人間にも悪影響を与えるでしょう。床下の乾燥状態が保たれていれば換気口は不必要で、返って換気口の持つマイナス面しか出てきません。当店のベタ基礎の場合シングル配筋でも捨てコンクリート合わせて200o以上のコンクリートと捨てコンクリート下に防水シートを施工しておりますので、地盤から湿気は上がりません。基礎断熱の効果も相まって非常に良好な状態が保たれます。実際、6ヶ月、1年点検の際に私共が床下に潜りますが、梅雨時でもカラッとしています。また、当店の施工現場で真夏時と真冬時に温環境の測定をしましたが、温度湿度ともに一番安定していたのは床下でした。
メンテナンスを考えるという面で上下水道の配管ですが、当店では基礎ベース上で配管します。一般的にベタ基礎の場合ベース下に『仕込み配管』をするケースが多いですが、この場合配管の寿命は構造体より短いので、将来、配管を替えるとき、一番大切な構造体である基礎をさわる事になります。外断熱で家の寿命が本来の寿命まで延びますから、当然その工事の事も考慮しなければなりません。その為配管は基礎ベース上にして立ち上がり部分で、スリーブというあらかじめ計算された穴から外部に出していますので将来の配管交換の際も基礎をさわらず、簡単に出来るようにしています。


全自動サウンディングマシン
地盤調査:機械式全自動サウンディングマシン

乾式柱状杭工事工事完了
乾式柱状杭工事        工事完了

小口径鋼管杭工事工事完了
小口径鋼管杭工事        工事完了

ダブル餅網配筋のベタ基礎
ダブル餅網配筋のベタ基礎

一般的な布基礎
一般的な布基礎:防蟻剤が怖い

シングルベタ基礎図面へ


ページトップへ

春の外断熱住宅:木構造編
 春の外断熱住宅の構造ですが、基本構造は、木造在来工法、RC造、若しくは木造とRC造の混構造になります。ここでは、一番一般的な木造在来工法について説明します。よく『春さんでは2×4工法はされないのですか』と、質問を受けますが、当初、2×4の軸ではなく面で構成する工法の方が軸組より外断熱向きだと考えておりましたが、当店の基本である『お施主様に合わせた完全注文住宅』という考えから、2×4工法は採用できませんでした。この工法は非常に単純な構成で強度を持たせるため、逆に単純な間取りしかできないというデメリットがあります。特に上下階で耐力壁の位置を合わせ無ければならないような制約が、京都のような狭小間口も多く、敷地に余裕がないケースなどでは不利になると判断したためです。そこで設計自由度が高い木造軸組在来工法ほ基本にしました。ただ、前述のように単純に木造在来工法では柱、梁、筋交いという軸で耐力を持たせるため、将来の建物の微量なゆがみや万一の天災後のずれなどが不安でしたので、外壁部分全てに12o厚の構造用合板を張って面構成にしてます。こうする事で、木造軸組工法の設計自由度の高さと、2×4工法の強度を併せ持った構造体になります。次に木造軸組に使用する材料ですが、構造用柱[通し柱・管柱]は、以前は国産桧の芯持ち材で特一等材を使用しておりましたが、桧の芯持ち材の場合背割れというものが入ります。これは予め縦方向に切り込みを入れておく事で、柱の変形を軽減し、柱の割れを防ぐものですが、この背割れの為に。建築金物を取り付けるのに苦慮したり、柱の幅寸法変化で、下地を調整しなくてはいけなかったりで大変でした。そこで、今は【ミズダス】という特殊加工された芯持ちの桧材で、背割れを入れなくても割れたり変形しない含水率15%以下の木材を使用しています。含水率とは木材に含まれる水分で、一般にグリーン材と言われるものは含水率が30%以上有り、建築後乾燥して痩せたり変形したりします。ですから、初期性能の劣化を極力防ごうとするなら、超乾燥材か、集成材で含水率が20%以下のものを使用しないと意味がありません。構造柱に関しましては、今後強度的にも問題のない集成材に移行していく可能性はあります。次に横架材[梁]ですが、寸法安定性や強度を考え、エンジニアリングウッドといわれる集成材を使用しておりますが、集成材でもホワイトウッドと呼ばれるものとレッドウッドと呼ばれるものがありますが強度が強い[ヤング係数110以上]のレッドウッドを使用しております。当然、2階建てでも3階建てでも構造計算をして梁の大きさや柱の太さ、金物の種類、筋交いの位置などを出しておりますが、計算で出された梁の大きさより大きな材料を使うケースも多く、全体に余力を持たせるようにして、万一にも万全に備えております。また、土台はヒバの集成材の4寸角を使用してます。土台と基礎とはアンカーボルトとナットで止めてますが、将来、若干の木の痩せによるナットの緩みに対しても対応できるよう主要な部分のナットには【シメール】というナット緩み防止金物を使用しております。最後に2階、3階の床組ですが、通常、木造在来工法の場合、梁の上に根太と呼ばれる1寸5分角くらいの下地材を渡し、その上に床仕上げ材を張っていき、建物の水平方向のねじれに対しては火打ちというものを四隅に入れて対応してます。当店の場合、前述の2×4と同じ考え方、つまり、面構成を考えておりますので階上階の床には根太を施工せず、梁の上、床一面に28o厚の構造用合板を張り高剛性のプラットホームを造ります。こうする事で建物のねじれに対しても非常に強くなります。その上に12o以上の床仕上げ材を張りますので、トータルの床厚は40o以上になり重量物を何処に置いて頂いても安心できます。また、些細な事ですが、木造軸組の天井は2×4と違い、吊り天井[一般的な2×4工法の場合、太鼓張りと呼ばれ階上の音が階下に響きやすい]になりますが、少しでも音を軽減するために、木材を吊り木に使用せず、振動の伝わりを軽減する防震吊り木を使用して快適な居住空間を提供できるよう配慮しております。


エンジニアリングウッドと建築金物
強固な構造体

面構成
2×4と木造軸組の合体

ミズダスと防震吊り木
殆ど狂いのないミズダスと防震吊り木

階上床構成
高剛性の階上床組
ページトップへ

春の外断熱住宅:屋根・外装材編
 春の外断熱住宅の屋根・外装材ですが、ここで考えなくてはいけないのは初期費用と将来の保守費用とのバランスです。良い素材のものを使用すると、初期費用は多少掛かりますが、将来のメンテナンスサイクルが長くなり一生涯で家にかかる費用で計算すると安くなる選択だと思います。ただ、建築を考える上でコストは重要な部分で、どうしても後に回せるものは後で考えたいと思われる方も少なくないと思います。そういう場合でも、単に安価なチョイスではなく、ある程度サイクルの長いあるものを選ばれたら後悔しないと思います。まず、屋根ですが、永年持つものは有りません。将来には葺き替えが必要ですが、質が良く、サイクルが長いのが【高級平板洋瓦】になります。焼成温度も高く高耐久で見た目の重量感も有ります。これなら30年以上何もしなくて大丈夫でしょう。当店一番のお勧めです。ただ、そこまで初期費用を掛けたくないとお考えの方にはガルバリュウム一文字葺きの屋根をお勧めします。一番安価で、一般的な屋根材はスレート板になりますが、この場合3年から5年[普及タイプの場合]で色あせが目立ちます。見た目に非常に不細工になりますが、それでも、見た目だけだからと我慢しても防水寿命が10年から15年ですから普通ならローン返済の1/3が終わるくらいで防水塗装工事、若しくは葺き替えが必要になります。同じものに葺き替えても、次の15年後にまた工事が必要になります。これはあまりにも早いです。そこで、変色が少なくサイクルが長い[20年から25年]のガルバリュウム一文字葺きが良いと思います。見た目もスッキリしていますし色も3色あります。いずれの屋根材を選択されても、棟には棟換気システムを設置しています。屋根断熱構造詳細図でも解りますように、屋根は2重構造になっています。その断熱材と屋根材の間に空気が通る層がありますので、ここから空気を棟に逃がし、輻射熱軽減を図ってます。屋根に付ける破風や鼻隠しもガルバリュウムで包みますので、外部に木部は見えません。また、塗装の必要もなくしてます。さらに樋もNationalの高耐候性タイプを使用しています。次に外装壁材ですが、以前は断熱材と耐火ボードが一体となった【ハイZウォール】というパネルを使用して、その上から窯業系タイルを張るか塗装をするかの仕上げをしておりましたが、パネルが特殊で需要が無く、仕入れ価格が急激に高騰したため商品対価を考えますと非常に割高なものになりましたので、当店での採用を中止しました。今は、断熱部分はダウ化工のスタイロエースUを張り、その上に縦胴縁(45×18o)の下地材を極太の特殊なビスで止め耐火部分は大建工業のダイライトというパネルを特殊加工した【ダイライトじかかべ】という12oのパネルを張っています。このパネルの良い点は、耐火性に優れ、吸水率が少なく寸法安定性に優れ、白蟻に対しても強いという物理的特性が良い事と、このパネルの上に直接塗装が出来たりタイルが張れるという点です。一般のサイディング板と違い、基盤が良いものですから将来においても安心できます。【当店ではサイディング板は使用しません。基盤の物理的特性が悪い事と、表面の化粧塗装が塗り替えのときは同じ意匠にならない事が理由です】塗装の場合ベルアートという塗装になりますので色柄も豊富です。但し塗装はメンテナンスサイクルが15年くらいですから、将来それなりの出費は覚悟しなくてはなりません。一番のお勧めは、【カルセラ】というスライス煉瓦です。この煉瓦は比重が0.85と非常に軽く、なんと水に浮きます。外装部分が軽い事は外断熱には有利です。また煉瓦ですが、焼成温度も1250℃という高温ですから熱にも強く、吸水性がなく、紫外線にも強く色落ちしないという特性を持っています。一枚一枚微妙に色や寸法が違うのも味わいになりますね。これなら、将来にわたりフリーメンテナンスを実現できます。


高級平板洋瓦
重厚で美しい高級平板洋瓦

棟換気システム
棟換気システム

ガルバリュウム屋根
ガルバリュウム一文字葺き

カルセラ
カルセラ:クリックすると大きくなります




ページトップへ

春の外断熱住宅:開口部編
 高性能住宅にとって開口部(窓や玄関など)は、非常に重要なファクターです。快適な生活を考えると、窓は大きく、光と風を採り入れたいと皆が思うはずですね。しかし、開口部が多い事は熱損失が大きくなるという事に繋がります。窓の断熱性能K値【熱貫流率】は壁や屋根に比べて悪いからです。すなわち、窓が多い家は熱損失の多い家という事になり省エネの面から考えても不利になります。ただ、やはり採光は快適な住宅にとって無くてはならないものですから、適材適所に高性能の窓を設ける計画が大切になります。窓は枠と障子からなるサッシと、硝子部分とを別に考えなければなりません。サッシは防露性・断熱性能・水密性能・気密性能・防音性能・耐風圧性能などをみて最良のものを選択すべきだと思います。当店では、TOSTEMの『シンフォニーウッディ』、三協アルミの『アルジュR』などの外側がアルミ製で内側が樹脂製の複合サッシか、アルミ単体製でドライ枠・ドライ障子使用の三協アルミ『ノイスタR』等の高性能サッシをお勧めしております。高性能のアルミ、若しくは複合サッシをチョイスしても硝子の性能が問題になります。一般的にペアグラスといわれる複層硝子なら、どれも同じと思われる方も少なくないと思いますが、実は結構種類があります。先ず普通の複層硝子。結露に対しても、遮熱や遮音に対しても一枚硝子に比べると良いですが、取付位置によってはそれで十分といえません。南向きや西向き等の日射の強いところでは遮熱性能が満足できないと思います。厚手の遮光カーテンなども効果的ですが、スッキリ硝子の性能で満足させるにはLow-Eペアグラスといわれる高遮熱断熱硝子がベストです。1枚硝子の場合日射を約86%通し、ペアグラスは74%まで押さえますが、Low-Eペアグラスなら36%しか通しません。紫外線も82%カットしますから、カーテンや畳などの日焼けも押さえられます。次に、1階部分や2階でもバルコニーや下屋などに面して、泥棒や不審者の侵入のおそれのある窓も、普通のペアグラスでは不十分です。戸建て住宅の場合、最近話題になっているピッキングによる侵入盗は1%未満しか有りません。70%以上がガラス破りです。また、この手の犯罪も年々増加の傾向にあります。家が大切な家族を守るものだとしたら、やはり防犯は不可欠です。窓の防犯対策で、一番有効なのが防犯用ペアグラスです。これは複層硝子の内1枚が合わせ硝子になっていて硝子と硝子の間に特殊なフィルムをサンドイッチしてあります。これにより、万一、侵入犯が硝子を割り侵入しようと思っても硝子は割れますが貫通しない、つまり穴が開きませんから侵入する事は不可能です。窓と同じように玄関や勝手口ドアなどもピッキング対策等を施したドアをお勧めします。ペアグラスの他のバリエーションでは複層硝子の間にブラインドが埋め込まれているものがあります。お風呂場やキッチンなど湿気が多い場所での目隠しに窓の内側にブラインドを付けるとお手入れが大変です。でもこのように硝子の中に入っていたらお手入れの必要も有りませんから最適ですね。また、ペアグラスの防音性能だけでは不満だと思われるピアノ室や、オーディオルームでは窓の内側に窓を設けるインナーウィンドウを設ければ、ご近所迷惑になる事もなく気持ちよく音楽を楽しむ事も出来ます。最後に採光面で最も有効な手だてが天窓を設ける事です。特に京都のように狭小間口で、隣家と接近している場合など、壁面からの採光は難しいですが天窓なら何の遮りもなく光を採り入れる事が出来ます。天窓も当店ではNationalの『だんねつ天窓U』を採用してます。これは天窓に使用される複層硝子の中にアルゴンガスが注入してあり、普通のペアグラスの半分くらいのK値になり、断熱面で有効です。天窓は暑いという概念が消えます。また、電動フル機能タイプなら電動で開閉しますし、雨が降ったり停電時は自動で閉まる優れものです。また電動の2段階スクリーンも備え、まぶしさを軽減したり、真っ暗にしたり出来ます。吹き抜けを設け天窓を取り付ければ、非常に開放感があり、快適な空間が実現します。こういう空間をとれるのも外断熱住宅ならではですね。


アルミと樹脂の複合サッシ
アルミと樹脂の複合サッシ

防犯硝子
泥棒の侵入を防ぐ防犯硝子:右側

Nationalだんねつ天窓U
良好な採光を確保できる天窓


ページトップへ

春の外断熱住宅:設備・内装材編
 春の外断熱住宅の設備・内装材ですが、基本的には断熱工法・基礎・構造・外装材・開口部に関しては譲れない考え方が有りますし、こだわりもありますので、前述の中から選んで頂く事になります。しかし、設備や内装に関しましては、フリーです。絶対必要な設備は【24時間計画換気システム】と【オール電化】だけです。この24時間計画換気は、今は法令でも定められておりますが、数年前までは野放し状態でした。高気密・高断熱住宅にしたら計画換気は絶対必要条件です。なのに数年前まではそういう住宅を建てているハウスメーカーでさえオプション扱いでした。坪単価を安く表示するためなのでしょう。同業者としてまったく情けないです。当店の24時間換気システムは、三菱製の天井埋込型ロスナイセントラル換気システムを採用しています。これは熱交換型の本体が排気吸い込み口になっていて、外気のフレッシュエアーを本体で熱交換をし、室内の温度に近づけ各部屋に設けられた吸気口に送ります。こうする事で、夏季や冬季の熱損失を抑える事が出来ます。熱交換型の換気扇は三菱がロスナイという登録商標を持っていて実績もありますのでこの製品を使用しております。また24時間換気システムの換気量は建築物の気積【体積】で決まりますので、一棟ごと違います。オール電化は、建物内部で燃焼系の熱源を使用される事は高気密住宅の場合危険性がありますので、使用不可になります。そうなると外部の給湯器の為だけにガスを引き込むのは基本料金とか非常に割高になるので、オール電化を推奨しています。オール電化も随分皆様に浸透してきて、今時、クッキングヒーターは火力が弱いとか、電気温水器は湯切れの心配があるとか、追い焚きが出来ない等と言われる方はいないと思いますが、希に暖房の事を心配される方がおられます。例えば床暖房で、『電気は駄目、ガスの方が効率や即効性が良い』など言われたりします。しかし、当店の外断熱住宅は非常に高性能ですので、省エネ効率が高く少しの熱源で暖房が出来ます。主な暖房システムは、蓄熱型暖房システムになります。これはオール電化の時間帯別電灯契約で夜の11時から朝の7時までは電気料金が1/3位になる事を利用して、その時間帯に蓄熱体を暖め日中に放熱するシステムです。このタイプは、ファンヒーターのような形をして中の蓄熱煉瓦を暖め放熱する商品と、床暖房のシステムで、床に敷き詰めた蓄熱体を暖め放熱するものがあります。いずれのシステムも冬季は常時オンで24時間快適に過ごせます。また、光熱費(電気代)も非常に安くつきます。当店ではいずれかの暖房設備を設置しますが、どちらを選択するかは間取りなどにより決定します。前述2つ以外の設備(システムキッチン・システムバス・洗面ドレッシング・WC関係など)は標準品を持ちませんので各メーカーの中でフリーに選んでいただくことが出来ます。但し、こういう業界にいますので各メーカーの裏話みたいな情報が入ってきます。お施主様がこのメーカーのこの商品がよいといわれても、メーカーや商品によっては止めておいた方が賢明ですと強い助言をさせて頂きます。設備に対しての基本的な考えは壊れるもの将来取り替えるものという考えしかありません。ですから、そのメーカーのアフターの体制は非常に重要なポイントです。一見便利な機能も壊れやすかったり、使用に耐えないものでしたら意味がありません。そういう目で設備機器を選択されたら間違いないと思います。ただ、システムキッチンなどの設備機器は華があり、建て替えや新築時の魅力でもありますから、お施主様のご要望をお聞きしてこちらでチョイスしたりコーディネイトする事も可能です。あと設備関係で、日進月歩なのが電気関係です。インターネットの接続一つとっても、FAXモデムからISDN、ADSL、光ファイバーと変化し、将来の【ユビキタス】のことも考慮しておかなければいけないでしょう。ホームネットワークも無線LANがこれからの中心になりそうですが、実際解りません。念のために各部屋をCD管といわれる電気ケーブルを通す配管で繋いでおけば、ある程度の変化にも対応できるかと考えております。その他の電気設備では前述の開口部サッシ編でも取り上げましたが防犯を考えた設備を導入するのも一案かと思います。セキュリティといいますと、セキュリティ会社と契約をするのが一般的ですが、そこまでしなくてもとか、コストを考え、自己防衛的な対策を取られる方も少なくありません。エクステリアでそういう商品群は各メーカー出しておりますが、簡単にある程度の防犯を考えたときカメラ付きインターホンの機能で、侵入犯を察知し撮影するタイプも出ていますので、そういうものを設置する事が、我が家は警戒してるという姿勢を侵入犯に見せる事になり侵入を未然に防ぐ事にも繋がると思います。最後に内装建材ですが、床材や内部建具などに関しては、素材やデザインも多岐に渡りますし、お施主様のご要望も違います。『多少手入れが面倒でも徹底した健康主義が良い』と言われる方や、『本物志向だから無垢にこだわりたい』とか、『壁は珪藻土塗りがいい』とか、『合理的に手入れがし易いのが一番』とか、『どうせ傷つくからリーズナブルなのがいい』と言われる方もおられます。また、極端ですが、『外断熱で壁の中も室内と同じなら内装はいらない』という考え方も出来るかもしれません。いずれのの考えも正しいと思いますので、そういう部分はご要望やご希望を、お聞きした上で幾つかのかの提案をしたり、コーディネイトをしたりしております。但し、『エコ』のコーナーでも触れますが、当店では安全で安心できるという大前提から外れますので、健康を害するような素材や、商品は一切使いません。一つ一つ吟味してご提案差し上げておりますのでご安心を。


ワイドIHクッキングヒーター
クリーンでお手入れ楽々IHクッキングヒーター

三菱ロスナイ換気システム
部屋の空気はいつも綺麗。ロスナイシステム

お洒落で動線の良いキッチン
お洒落で動線の良いシステムキッチン

カメラ付きインターホンNational玄関番
セキュリティ機能を持ったインターホン

こだわりの内装
自然にこだわった個性的な内装

ページトップへ

春の外断熱住宅:プラニング・性能編
 春の外断熱住宅のプラニングは、完全フリープランの自由設計です。他社さんもよくフリープランといわれますが、実際はモジュールが決まっていたり、モデルプランから選んだりと本当のフリープランにはほど遠いのが現状です。当店ではモジュールもなければ基本プランも有りません。なぜなら、住まいにとってプランニングは日々の生活が快適かどうかを決定する重要なポイントで、一棟一棟、土地の形状、大きさ、日当たり、近隣関係、建築法令条例、が違い、当然そこに住まわれる人の生活習慣、家族構成、価値観も違いますから、同じプランで満足できるはずがありません。ですから、一棟ごとにプランニングをしてご提案差し上げているのです。モジュールに関しては、一般に一番良く出ている建材や設備機器は910モジュール[関東間]に合わせてありますので、910モジュールが一番ロスが無く効率がよいという事になりますが、それでは廊下の幅が狭かったり、土地を有効に使えないケースも出てきますので、960モジュールや1000モジュールなど、使い分けています。また、一棟の家でも場所によってモジュールを変えたり、フレキシブルに対応しています。プランニングに関しても、日常の動線を第一に考え、部屋の大きさと収納力のバランスや、必要な場所に必要な収納を考えたり、ケースによっては造り付けの収納や家具を設えたり、また、内装デザインもトータルにコーディネイトしています。例えば規格品で気に入る建具がなければ当方で製作したり、アクセントにステンド風硝子を製作したりしています。待望の『我が家』ですから、やはり夢のある部分や、個性を主張する部分や、日々の喧騒を忘れさせてくれるような空間、遊び心たっぷりな部分など、その方のためだけのオリジナリティー溢れる住まい造りをしております。ご縁があって、ご契約になった場合、ヒヤリングから始まり細部の密なお打合せを何度もして、コンセントの位置から家具の配置や、将来の間取り変更など十分に練り上げて一つのものを造り上げていきます。また、お施主様のご要望をお聞きするだけではなく、当方からの様々な提案やアドバイスもさせて頂いたり、普通の家と違い外断熱住宅ですから、その利点を生かした設計【小屋裏の有効利用や吹き抜けの活用など】も十分に採り入れ、竣工後何年経っても『本当に満足できる我が家』と言って頂けるように致しております。人間の五感で感じる『快適』をなかなか数値で表す事は難しいですが、高性能な高気密高断熱住宅ですので、一棟ごとにQ値計算をして、また竣工間際にはC値を測定しお施主様にそのデーターをお渡し致しております。Q値とは【熱損失係数】で、各部位[屋根、壁、開口部、基礎、換気回数]の実質熱貫流率と面積から、その家全体の熱損失を算出し延べ床面積[建築法上の面積ではなく気積から算出]で除した数値がQ値になりますので数値が少ないほど熱損失が少ない良い家となります。単位は【W/uK】となります。次世代省エネ基準では、日本全国各地域により目標値が定められています。京都滋賀はW地区にあたり、基準値は2.7以下となります。Q値だけを考えると凹凸が無く四角い家で窓が少ない方が良い数値が出ますが、それだけを考えてプランニングをするとつまらない家になってしまいます。断熱をしっかりしてその部分を補えば良いと思います。当方で施工したオリジナリティ溢れる今までの現場でのQ値は最低で1.99、最高で1.58でした。この数値は北海道地区に匹敵する数値です。次にC値ですが、C値とは【相当隙間面積】のことで、締め切った状態の家で気密測定機を使用し、内部から外部に空気を送る事で内部を減圧させその差圧により、その家全体の隙間【総隙間面積】を求め、前述の実質延べ床面積で除した数値がC値になりますので、これも数値が少ない方が気密性が高いという事になります。単位は【cu/u】となります。次世代省エネ基準でW地区は5以下となります。これも前述の様な真四角の家が有利ですが当方の今までのC値は最低が1.54で最高が0.46でした。これもT地区の2以下を下回ってますので超高気密住宅になります。平均の0.75という数値から延べ床30坪くらいの総隙間面積を考えると基礎から、壁、窓屋根に至るまでの隙間の大きさの合計が名刺1枚半くらいしかないことになります。在来の一般住宅の場合は、聞き違いの窓1枚くらい有りますし、その工法自体が気密性が高いと言われる2×4住宅でも平均C値は5程度ですから、この差は歴然ですね。また、C値、Q値だけでなく実際の温環境はどうか気になりますね。そこで当方の施工現場で、2001年の2月と8月に温環境のデーターを測定しました。右のボタンをクリックすると別ウィンドウでグラフが表示されます。この家は延べ床面積23坪ほどの小さな2階建て住宅で、2階がLDKになっています。冷暖房設備は2階のリビングに2.8kwの壁掛けエアコンが1台あるのと、冬場の暖房は1階の廊下にデロンギ社製の1.6kwオイルヒーターがあるだけでエアコンは未使用でした。【かなりコンパクトな家で蓄熱型暖房機を設置するスペースが確保できませんでした】 測定ポイントは1、2階の床面、中間面、天井面の計6ポイントと床下、外部の計8ポイントで1週間測定しましたが、0.1℃単位の温度計で測定しても、各階の床と天井では、グラフに出来ないくらいの温度差しかなく、グラフは、床下、1階、2階、外部となっております。補足ですが夏季のエアコンは、7時から11時まで稼働しておりましたが殆どセーブ運転モードになってしまいました。冬場のオイルヒーターも売り場では3〜4帖用となっているものです。データーを検証してみると春の外断熱住宅が、いかに温環境に優れているか解ると思います。各階の温度差も殆ど無く、一日通して安定した温度で、外気温の変化に全く影響されていない『快適空間』が実現できている事が解ると思います。特に、このデーターから普通の住宅なら外気と同じ床下の温度が非常に安定している事も良く分かり基礎断熱をちゃんとすれば、換気口がいらない事が理解できると思います。これらのデーターから春の外断熱住宅は、『夏涼しく、冬暖かい快適な省エネ住宅』といえるでしょう。


こだわりの造作と造り付け収納
こだわりの造作と造り付け収納

エレガントなステンド風グラス
お洒落でエレガントなステンド風グラス

ポータブル気密測定機
ポータブル気密測定機




夏季温環境データーへ



冬季温環境データーへ


ページトップへ