春工務店
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外断熱って?

『家を建てよう!』と、考えたとき、新しい住まいに様々な夢や希望があり、それを考えるプロセスはとても楽しいものだと
思います。しかし、いざ建てるとなると、一体どんな工法がよいのか、自分達に最適なプランは、信頼できる施工業者は
など選択肢が幾つもあり、迷われ悩まれる方が多いです。では、まず何から考えるべきか。本当に『安全』で『快適』な
住まいに必要な絶対条件とは何かを考えれば、自ずと一つの結論が出ると思います。そして同じように私たちも考えて
最終的に出した結論が、『外断熱住宅』です。                                            


外断熱って?外断熱イメージ図
 安全で快適な住まいを考えたときに、なぜ、断熱方法から考えなくてはいけないのか。それは、どのような工法[在来工法、2×4工法、鉄骨造、RC造等]で、家を建てたとしても近代建築の最大の欠点である【内部結露】を解決しないと構造体が本来持つ性能を十分に発揮出来ないからです。数十年前までの日本の住宅と言えば、柱と柱の間に土壁を作る 『真壁』が主流でした。ですから【内部結露】とも縁がなく、昔の町屋といわれる建物は60年以上経っても現役です。しかし、アルミサッシの普及や生活様式の変化などから、柱[構造体]をモルタルやサイディングなどの壁で覆ってしまう 『大壁』が主流になりました。また断熱性能を向上するために壁の中に グラスウールなどの断熱材を充填するのが一般的になりました。これが、【内断熱工法】で、今でも最もポピュラーな断熱工法です。
しかし、壁内に断熱材を充填する事で、夏季や冬季に
壁の中で外部側と内部側の温度差が生じ、空気中の水蒸気が水滴に変わる結露を起こします。これを【内部結露】と言います。その結露により断熱材は濡れて性能を落とし、また、カビダニの発生でアレルギーなどの原因にもなります。そして、構造体を腐らせたり、錆びさせたりして、構造体が本来持つ性能が十分に発揮できなかったり、本来の耐用年数まで持たなかったりします。ですから、昨今の住宅の平均寿命は、20年とも25年ともいわれています。気候風土の違いから一概には比較出来ませんが、欧米諸国と比較してみても極端に短命です。
近代建築で『快適な住まい』を実現するために、高い気密性、高い断熱性を求める事は当然で、省エネや地球環境の点から考えても必要不可欠な事だと思います。しかし、それにより家の寿命を短くしたり、不健康な環境を作ってしまうようであれば本末転倒としかいえません。この【内部結露】の問題の解決策として、考えられたのが【通気工法】です。これは、外壁側に基礎から軒先まで通気層を設け、ここに空気を通す事で、壁内の水蒸気を軒先に逃がそうとする考えです。ただ、この方法は、あくまでも根本的に内部結露をし易いという内断熱工法の欠点を補うための工法で、その欠点を根底から無くすものではありません。また、通気工法と聞けば理に適っているように思えますが、現実的に施工される家は、東西南北、各方向とも適当な余地があり日当たりも良く風通しも良い訳ではありません。また、大きな窓を設けたり、張り出しのバルコニーを設けたり、掃き出しの窓の上は、その他の壁面と同じ状態だと言えるでしょうか。現実に通気工法で建てられた家の各壁面の通気量を測定すれば判る事なのでしょうが、そのようなデーターを見た事はございません。春夏秋冬、外気の温度も湿度も違います。雨の日も晴れの日も同じように機能するとは考えにくいものです。
この恐ろしい【内部結露】を、根本的に解決する工法として生まれたのが【外断熱工法】です。壁の中を均一な温環境にすれば結露は起こらない。その壁内環境を作るために断熱材を構造体の外側に施工するといった、非常に単純明快な工法です。家全体をスッポリ硬質な断熱材で覆ってしまう事で壁内はもちろん、家の中の温環境も均一化され非常に快適な住空間を実現できるのです。
 恐ろしい内部結露が家を駄目にしていく
内部結露写真1 内部結露写真2
内部結露
 1.断熱材が濡れる     
 2.構造体の腐食・錆び
 3.カビダニの発生
 1.断熱性能の低下
 2.耐久性能の低下
 3.シックハウス病の一因  
上の写真は、2004年に建て替え工事のために解体した現場の写真です。この家は某ハウスメーカーで、16年前に建てられた軽量鉄骨住宅ですが、玄関横のグラスウールは結露でボロボロになり、造作補足材も腐っています。(写真左)またC型の鋼材を柱に使用していて間にグラスウールを充填しているのですが、その断熱材も結露で黒カビだらけでした。(写真右)またジョイントボルト付近も錆び始めていました。これでは当初の耐久性は有りませんね。

内断熱と外断熱                     
一般的な内断熱工法と外断熱工法を比較してみました。外断熱は内断熱に比べ、施工が難しかったり多少コストが上がるといったデメリットもありますが、やはり、結露を起こさないとか構造体を守るといった、安心感があるのは非常に大きなメリットだと思います。
外断熱と内断熱を簡単に図解にしてみました。→略式図解へ
内断熱工法 外断熱工法
施工性 容易、特に技術はいらない 難しい。各部の納まりなど知識や実績を必要とする
施工コスト 比較的安価 硬質の高性能断熱材を使用するため少々高価
又、施工費も別途必要
断熱性 一般的なグラスウールは断熱性能が低い 高性能断熱材を使用するため断熱性能は高い
気密性 × 断熱工事とは別に気密工事が必要 気密工事は必要だが、断熱材で包み込むため容易
内部結露 × 工法自体の持つ欠点である為通気工法などの十分な対策が必要 壁内の温環境が安定しているため非常に結露が発生しにくい工法
外気温の影響 × 柱と柱の間に断熱材を充填する為、構造体自体は外気温度の影響を受ける 構造体の外側に断熱材があるので外気温の影響を受けない
小屋裏・床下 × 小屋裏や床下に換気口を設けているので、外気と同じという考え。天井収納庫など作っても夏場は暑く冬場は寒い 小屋裏も床下も外気の影響を受けないので、ロフトを作っても快適に過ごせる
遮音性 特に高くない。気密、遮音工事が必要 高気密で高性能断熱材でスッポリ覆うため遮音性は高い
省エネ × 構造体を蓄熱体として利用できない 構造体を蓄熱体として利用できる
間取り × 吹き抜けなどを設けると、冬場は寒く光熱費もかさむ 吹き抜けを設けても、温度差がないので空間を最大限に利用できる

すごいぞ外断熱
現在、内断熱工法が主流なのは、施工性とコストが最大の理由で、決して外断熱より内断熱が優れてるから選択されている訳ではありません。『安全』、『快適』で、いつまでも愛される住まいを考えると、やはり、外断熱住宅になると思います。また、同じように構造体の外側に断熱材を施工しても構造体が蓄熱量の大きいRC造の場合、外断熱工法と呼び、木造などRCと比べると蓄熱量の少ない構造体の場合、【外張り工法】と呼ばれるようですが、春工務店では構造体を守るという観念から、どの構造体で施工しても【外断熱住宅】と呼んでいます。
外断熱住宅は大切な家族と家を守ります。
内部結露を起こさず家が長持ち カビダニの発生を抑え健康的
計画換気で室内の空気はいつも綺麗 超省エネで経済的で家計に優しい
冬暖かく、1階の床も冷たくない 夏涼しく最上階も暑くない
家中どこも同じ温度でヒートショックがない 防音性に優れ、プライバシーを確保
地震や台風等の天災に強い 性能劣化が少なく保守費が安い